MIRUGO GUIDE/時間のドラマ

時間のドラマ

「封じ手」って何?

2日がかりの対局で、1日目の最後に打つ“見えない一手”。仕組みと楽しみ方を3つで。

LESSON GUIDE1 MIN READ
まず覚えること

名人戦や棋聖戦の七番勝負のように持ち時間が長い対局は、2日かけて1局を打ちます。1日目の終わりに、次の一手を紙に書いて封筒にしまう。それが「封じ手」です。

POINT 01

1日目の最後の一手は、紙に書いて封をする。

1日目の終了時刻が近づくと、手番の棋士は次の一手を盤に打たず、用紙に書き込みます。用紙は封筒に入れて封をされ、立会人が翌朝まで預かります。

2日目の朝、立会人が封を開けて手を読み上げ、盤上にその石を置いてから対局が再開します。

  • 封じるのは、その時点で手番の棋士
  • 封じ手を考える時間も、持ち時間から使われる
  • 2日目は、封じ手の開封から始まる

POINT 02

「ひと晩考えられる」不公平をなくすため。

もし1日目の最後に普通に打って終わると、相手はその手を見たうえで、ひと晩じっくり次の一手を考えられます。封じ手にすれば、どちらも相手の手が分からないまま夜を過ごすことになり、条件がそろいます。

だから、どの局面で封じるかも駆け引きのひとつ。分かりやすい一手を封じることもあれば、難しい局面であえて封じることもあります。

POINT 03

1日目の夜は「封じ手予想」を楽しむ。

中継や解説では、1日目の終わりに「封じ手はどこか」がよく話題になります。候補をいくつか挙げておき、翌朝の開封で答え合わせをする。2日制のタイトル戦ならではの楽しみ方です。

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分かったら、
次は一局。

知識を全部覚える必要はありません。次の対局で、記事に出てきたポイントをひとつだけ探してみてください。