囲碁は黒が先に打つぶん、少し有利です。その差をならすために、終局後に白の地へ一定の目数を足します。これが「コミ」。日本のプロ棋戦では6目半が基本です。
POINT 01
黒の「先に打てる」得を、目数で返す。
囲碁は黒から打ち始めます。最初の一手を自由に打てるのは大きな得で、何も調整しなければ黒が勝ちやすくなります。そこで終局後、白の地にコミとして6目半を足して勝敗を決めます。
たとえば数えた結果、黒の地が白より6目多くても、コミを足すと白の半目勝ち。黒は「コミを出しても勝てる差」をつける必要があるわけです。
POINT 02
「半目」があるから、引き分けにならない。
コミに半目(0.5目)が付いているのは、引き分けをなくすためです。地は1目単位で数えるので、半目を足せば必ずどちらかが勝ちます。結果が「白半目勝ち」「黒3目半勝ち」のように半目付きになるのは、このためです。
- 白〇目半勝ち:コミを足した白が上回った
- 黒〇目半勝ち:コミを引いても黒が上回った
- 中押し勝ち:途中で相手が投了した(目数は数えない)
POINT 03
解説の「コミが重い」を聞き取る。
中盤の解説で「黒はコミを出せるか」「コミが重い」と言うときは、黒のリードがコミの6目半を上回れるかが焦点です。黒が少しリードしていても、コミを足すと白が上回る。そんな接戦ほど、終盤のヨセが勝負を決めます。