MIRUGO GLOSSARY
囲碁用語辞典
観戦中に聞こえた「いまの、どういう意味?」を、やさしく解説します。
64語を収録
64語
はじめての観戦で、まず知りたい言葉
あ行13語
- アキ三角 あきさんかく 自分の石3つが「く」の字に固まり、残る1点が空いている形。石の働きが悪い、代表的な悪い形(愚形)とされます。
- アゲハマ あげはま 対局中にとった相手の石のことです。日本ルールでは、終局後に相手の地に埋めて、相手の目数を減らすのに使います。
- 叫吃 あたり あと1手で相手に石をとられる状態のこと。石の呼吸点(ダメ)が残り1つになった状態を指します。
- 厚勢 あつみ 相手に攻められる心配のない、外側に向いた強い石の集まりと、それがまわりに及ぼす力のことです。
- 一間トビ いっけんとび 自分の石から、まっすぐ1つ間をあけて打つ手です。
- 打ち込み うちこみ 相手の模様や勢力圏の内側深くに石を打ち込んで、相手の地になるのを防ぐ手です。
- 宇宙流 うちゅうりゅう 盤の中央に向けて大きな模様を築く打ち方の呼び名で、武宮正樹九段の棋風を表す言葉として知られています。
- ウッテガエシ うってがえし わざと1子を相手にとらせ、とった直後にその場所へ打ち直して、相手の石をまとめてとり返す手筋です。
- 烏鷺 うろ 囲碁の別名です。黒石をカラス(烏)、白石をサギ(鷺)に見立てた呼び方です。
- オイオトシ おいおとし アタリにされた石をつないで逃げても、つないだ石全体がまたアタリになり、まとめてとられてしまう形です。
- 大場 おおば 序盤で、まだどちらの石もなく、打てば大きな価値がある広い場所のことです。
- 大盤解説 おおばんかいせつ 大きな碁盤(大盤)を使って、対局の進行をプロ棋士などがその場で解説するイベントや中継のことです。
- 置き碁 おきご 実力差のある二人が打つとき、弱い方が黒を持ち、あらかじめ盤上に何子か石を置いてから始めるハンデ戦です。
か行15語
- カカリ かかり 相手が隅に打った石に近づくように打って、相手がシマリで隅を固めるのを妨げる手です。
- 欠け眼 かけめ 一見すると眼に見えるのに、まわりの石が切り離されているため、本当の眼にならない形です。
- 感想戦 かんそうせん 対局が終わったあと、対局者どうしでいまの一局をふり返り、どこが良くどこが悪かったかを検討し合うことです。
- キリ きり 相手の石と石のつながりを断ち切るように打つ手です。
- 逆ヨセ ぎゃくよせ 相手が先手で打てるヨセを、こちらが後手で先に打って防ぐ手のことです。
- 形勢判断 けいせいはんだん 対局の途中で、黒と白のどちらがどれくらいリードしているかを見積もることです。
- ケイマ けいま 自分の石から、将棋の桂馬の動きのように「一路横、二路先」の位置に打つ手です。
- 消し けし 相手の模様に深入りせず、外側から近づいて模様を小さくする手のことです。
- ゲタ げた 相手の石をすぐにアタリにせず、少し離れた位置から逃げ道をふさいで、どう逃げてもとれるようにする手筋です。
- 劫 こう お互いに1子ずつ交互にとり返せる形のこと。同じ形が永遠に続かないよう、とられた直後にすぐとり返すことは禁止されています。
- 劫材 こうだて コウをとり返す前に、別の場所に打つ「相手が受けずにいられない一手」のこと。コウ材とも呼びます。
- コスミ こすみ 自分の石から、斜めとなりに打つ手のことです。
- コミ こみ 先に打つ黒が有利になる分を調整するため、白の目数に加えるハンデのことです。日本のプロの公式戦では6目半が一般的です。
- 小目 こもく 隅の「3の4」の点のことです。星と並んで、序盤によく打たれる隅の打ち方です。
- 後手 ごて 打っても相手が受ける必要がなく、そのあと相手に好きな場所へ打たれてしまう手のことです。
さ行14語
- 騰挪 さばき 相手の勢力の中にある自分の弱い石を、とられないよう軽やかに処理して、生きたり形を整えたりすることです。
- 三々 さんさん 隅の「3の3」の点のことです。一手で隅の地を確保しやすい、低くて堅実な打ち方です。
- 三々入り さんさんいり 相手が星に打っている隅の、三々の点に入り込んで隅の地を奪う打ち方です。
- 三連星 さんれんせい 黒が片側の辺に、星を3つ並べて打つ布石です。中央に向けた大きな模様をつくりやすいのが特徴です。
- 死活 しかつ 石が「生き」か「死に」かということ。相手にとられない石を「生き」、最終的にとられてしまう石を「死に」と言います。
- シチョウ しちょう 相手の石をジグザグにアタリで追いかけ、盤の端まで追い詰めてとる手筋です。
- シマリ しまり 隅にある自分の石に、もう一手を加えて隅を固める手です。
- 實地 じ 自分の石で囲んだ空き点のこと。終局したときの地の大きさ(目数)で勝ち負けが決まります。
- 和棋 じご 黒と白の目数がまったく同じで、引き分けになった対局のことです。
- 實地 じつり すでに確保した、またはほぼ確実な地のことです。地を先に稼ぐ打ち方を好む棋士は「実利派」と呼ばれます。
- 定石 じょうせき 主に隅の攻防で、双方にとって最善とされる決まった打ち方の手順のことです。
- セキ せき どちらの石も相手の石をとれず、先に打った方がかえってとられてしまうため、両方の石が盤上に残ったままになる状態です。
- 攻め合い せめあい 互いに眼のない黒と白の石が隣り合い、先に相手の呼吸点を詰めてとった方が助かる、という競り合いです。
- 先手 せんて 相手が受けなければならない手のこと。また、対局で先に打つ側(黒)のことも先手と言います。
た行9語
- 互先 たがいせん ハンデをつけずに対等の条件で打つ対局のこと。黒白を決め、白にコミをつけて打ちます。
- ダメ だめ 石の上下左右にある空き点(呼吸点)のこと。また、終局したときにどちらの地にもならない境目の空き点もダメと呼びます。
- ダメヅマリ だめづまり 石のまわりの呼吸点(ダメ)が少なくなって、つないだり逃げたりしても呼吸点が増えにくくなっている状態です。
- 着手禁止点 ちゃくしゅきんしてん ルール上、石を打てない点のこと。打つと自分の石の呼吸点がなくなり、しかも相手の石をとれない場所には打てません。
- 中押し ちゅうおし 終局まで打たずに、途中で相手が負けを認めて(投了して)決まる勝ちのことです。「黒中押し勝ち」のように言います。
- ツギ つぎ 切られそうな箇所に石を打って、自分の石どうしをしっかりつなげる手です。
- 碰 つけ 相手の石に、ぴったりくっつけて打つ手のことです。
- 手筋 てすじ その場面で、石の効果を最大限に引き出す急所の一手や、くり返し現れる決まった技のことです。
- 認輸 とうりょう 対局の途中で、自分の負けを認めて対局を終えることです。
な行3語
は行6語
- ハサミ はさみ 相手がカカってきた石を、辺の反対側からはさむように打って、攻めをねらう手です。
- 扳 はね 相手の石と接している自分の石から、斜めに回り込むように打って、相手の石の行く手を押さえる手です。
- 秒読み びょうよみ 持ち時間を使い切ったあと、一手ごとに決められた秒数以内に打たなければならない状態のことです。
- 封じ手 ふうじて 2日制の対局で1日目を終えるとき、手番の棋士が次の一手を紙に書いて封をし、翌朝に開封して再開するしくみです。
- 布石 ふせき 対局の序盤に、盤全体を見渡しながら石を配置していく段階、またはその打ち方のことです。
- 星 ほし 碁盤に黒い点で印がついている点のこと。特に、隅の「4の4」の点を指すことが多く、序盤の代表的な打ち方の一つです。